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「対話を通して 仲間と、そして自分とつながる」宮城フォルケショートコース 1日目レポート




こんにちは。宮城フォルケスタッフの山谷です。 突然ですが、フォルケでは読んでもらいたい名前を自分で決めますので、私もこのブログでは「まこち」と名乗らせてください!

あらためまして、宮城フォルケスタッフのまこちこと、山谷真子です!どうぞよろしくお願いします! さて、今回から4回に分けて、2024年2月29日〜3月2日に大崎市鳴子地域で開催しました「宮城フォルケ ショートコース」についてレポートしていきたいと思います! 「フォルケってなんだ?」

「なんだかよくわからないけど、気になるぞ!」って方はぜひこのスタッフブログを読んでみてくださいね。



 



さて、今回の宮城フォルケショートコースのテーマは、

「静けさの中で感じる余白  これからの生きるを考える旅」


1日目は12時に川渡温泉駅にスタッフがお迎えにあがり、今回の宿泊場所である「山ふところの宿みやま」さんにて、今回参加のみなさんとスタッフが集合するところから始まりました!


遠くは京都から、愛知、東京、千葉、岩手、仙台と全国から来てくださったみなさん。

一体どんな三日間になるだろうかと、期待と少しの不安をもってきてくださったことと思います。


簡単に自己紹介をしたら、SunBrew食堂の料理長であり、宮城フォルケスタッフでもある藤原久美子さんの、季節と北欧文化を感じる素敵なお弁当をいただきました!

おいしいものを一緒に食べるって大事!出会ったばかりだけど「おいし〜!」と早速会話も弾んでいました。




さて、お腹も満たされたところで、次は民主的ダイアログへ。

鳴子地域の自然の中で、自分と相手を少しずつ知っていきながら、心をほぐしていくプログラムです。

2人1組になって、まずは10分間一言も話をせず一緒に歩き、その後20分ずつほど自分のこれまでの人生を事細かく相手に話をするという「ストーリーテリング」をしました。


1時間後、みなさんからは、

沈黙の間、相手がいる側をずっと気にしながら歩いている自分がいた。お互いに歩幅は揃っていたように思う。」


「沈黙の時間は結構辛かった。」


「沈黙の時間があることで『相手と話をしたい』『感動を分かち合いたい』という思いが自分の中にあることに気づいた。「相手の話を聞くことで、自分とは違う価値観や感覚があるということをあらためて気づいた。」


と、こんな感想をいただきました。




さて、この後は少し余白の時間を。みなさん部屋でゆっくり過ごされたり、温泉に入ったりしていました。


その後、山ふところの宿みやまの料理を担当していらっしゃる嶋田久美さんより、地域の伝統料理である「大根もち」の作り方を教わりました。

この「大根もち」、ほんっっっとにおいしくって!ふわふわの食感と、砂糖醤油のあまじょっぱさ、ほんのり甘い海苔の相性も最高!!(フォルケ終了後も家で何度も作ったり、お裾分けしたり、実家の父母にも作って食べさせたりした私です。)



そして、その後は夕食づくり!

メニュー決めやグループ分けも参加者のみなさん同士が話し合って決めます。

季節の野菜たちや地域の特産物など前に、みんな何を作ろうか?と悩みます。

そして何より今日出会ったばかりの人と一緒に料理を作る。果たしてできるのか・・・?

スタッフとしてはみなさんの少しのとまどいを感じつつも、実はそれがちょっとした狙いだったりもして、「うふふ」と思いながら見守っておりました。



「いいな」といったプラスな感情も、

「ちょっとした違和感」や「とまどい」といった一見ネガティブな気持ちも、

だれにも否定されることのない、自分の大事な気持ち。


その気持ちに蓋をしないで「感じる」「味わう」ことが、

仲間と、そして自分自身と「つながるきっかけ」になるのではないでしょうか。


普段の生活の中では「自分の気持ち」に向き合う時間がとれない中、このフォルケではそこにとことん向き合っていくのです。






さて、みなさんが工夫して作ってくださった夕食を囲みながら、地域の方にもお越しいただき、地域の方の活動のことや参加者のフォルケについてお話をしながらの夕食会となりました。



1日を終えて、参加者のみなさんからはこのような感想をいただきました。


・今日ペアでお話した人以外の人のことをまだ知れてないので、明日は声をかけて話してみたいと思う。


・料理を作る際、だしや調味料がなくても工夫すれば美味しく作れるということがわかった。


・「フォルケホイスコーレとは何か」という説明がないままスタートしたが、参加者さんとの対話や夕飯作りを通して、「これは何かを学ぶ・知識を得るということではなく、感じること・体感することが大切なのではないか」という気づきがあった。明日からのアクティビティも「感じる」ことを意識していきたい。



こうして宮城フォルケショートコースの1日目が終了しました。

さて、2日目はどんなこと、どんな心の変化があるのでしょうか。

次回のスタッフブログへ続く・・・


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