こんにちは。宮城フォルケスタッフのまこちこと、山谷真子です。
さて、前回から2024年2月29日〜3月2日に大崎市鳴子地域で開催しました「宮城フォルケ ショートコース」についてレポートをお届けしております。
今回は、2日目についてお伝えしていきますよ!
この日のテーマは「自然の中で自分とつながる」
地域の方々にご協力いただきながら、自分とつながるような対話の時間をつくっていきました。
午前中は、鳴子地域で自然体験プログラム等を提供されている鳴子もりたびの会の加賀道さん、齋藤理さんを講師にお迎えして、「冬山を歩いてメイプルシロップづくり」を行いました。
鳴子もりたびの会事務室にて、自己紹介と簡単な説明を受けた後、エコラの森へ出発。
イタヤカエデから取れるメイプルシロップを持ち帰り、煮詰めて試食したり、パンケーキにつけて食べたりして、「自然の恵み」を体全身で感じることができました。
参加者みなさんからも
・冬の森の散策は貴重な体験だった。
・常に森や自然に対する敬意のある理さんのお話の姿勢から自然から頂いている感謝を考えることができた。
・食べるものが自然や色々な人の手を通して自分の元に届いている有難さを改めて実感し生きていることへの感謝の気持ちをもつことができた。
といった、素敵な感想をいただきました。
午後からは、温泉石神社をお参りし、そこで禰宜の高橋廣行さんにお話をしていただきました。
温泉石神社の成り立ちや境内、絵馬などについて、とってもわかりやすくそそしてユーモアたっぷりにお話しくださる高橋さん。
たくさんの学びがありました。そして、高橋さんご自身のこれまでの人生についてももっと聞いてみたくなりました。
その後は、祥雲寺にて座禅体験もさせていただきました。
住職の鮎田弘文さんからは、仏教用語である「中道」や「日日是好日」などのお話を交えながら「自分らしく生きるとはどういうことか」といったテーマで説法をいただきました。
午前中の「自然の恵みをいただく体験」ともリンクし、とても深い気づきを得ることができました。
宿に帰ってからは、夕食前に鬼首神楽保存会会長の後藤かねのぶさんより、鬼首神楽や鬼首地区の暮らしについてお話を聞かせていただきました。
2日目は、地域の方々のご協力のもと、自然とのつながり、自分とのつながり、そして自分を取り巻く人々も含めたすべてのものとのつながりを、存分に感じることのできた1日となりました。
2日目を終えたみなさんの感想をご紹介します!
・森で感じた恵みへの感謝、自分も地球、自然の中の一部であるという感覚を得られたことが大きかった。
・自分の自然の中の小さな一部であると気づいたら「頑張る」「頑張らない」などはどうでもよくて「ただここに今在る」という事実だけが残った。
・祥雲寺の住職のお話を聞きながら、祖父のことを思い出し自然と涙が流れた。今私は生きているのは命が繋がれているからなのだと気づいた。夕食づくりも、味付けは自分がしたけれど、それができたのも野菜を切る人がいて、片付ける人がいたからこそ、自分が料理ができたのだと思った。「みんなで作った料理」という感覚がとても大きくなった。
・今日はいろいろな地域の方と出会って、お話を聞く中で、感じたことを無理に言語化しなくてもいいのではないかという気づきがあった。「感じること」の大切さを知った。
・今日1日のことをまだうまく言語化できないでいる。しかしその感覚を味わっていきたいという思いがある。
いかがでしょう。みなさんのこれらの言葉からも、2日目がぐっと深く濃い時間だったことが伝わるのではないでしょうか。
さて、いよいよ3日目。このショートコースを通して、みなさんがどのようなことを感じてきたのか。次回のスタッフブログをお楽しみに。